足駄をはいて首ったけ

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『月に寄りそう乙女の作法』プレイ感想

つり乙タイトル

[原画] 西又葵/鈴平ひろ
[シナリオ] 森林彬/王雀孫/東ノ助/真紀士
[ブランド] Navel
[プレイ時間] 約40時間(ゆったり)
[発売日] 2012/10/26


メーカーの10周年記念作品としてリリースされました。女装モノです。

内容は女装モノとしてオーソドックスな展開を全体に残しつつも、キャラや会話にはネーブルらしさをトッピング。体験版感想の時にも書きましたが「好きな要素+好きなメーカー」という、自分にとってはご褒美のようなゲームでした。


※以下ネタバレ感想です。



まずは何を置いてもルナルート。
これが今作のメインで、最も力の入ってたルートではなかったかと思います。

話の流れとしては割とオーソドックス・・・なんですけど、試合巧者というか、シーンの一つ一つが丁寧に描かれていて、演出面を見てもレベルの高さを伺わせます。

不思議な感覚を覚えたのは、朝日が「女性として」ルナに惹かれていっているところ。
逆パターンは女装モノによくある話です。でも普通、主人公は当然のごとく相手を異性としてし意識しています。
当然です。自分が男性だと自覚しているのですから。
でも、そんなのが性別の差がどうでも良くなるくらいの魅力がルナにはありました。
「この人は美しいひとだ」
という台詞に代表されるように、朝日は男であることを忘れてはいないのだけれど、意識の奥の方にしまい込み、話を追う毎に人として惹かれていってます。

この過程にみられる朝日の「気持ち」は、実に独特の感触でした。
これは例えるなら、百合ゲー等に見られる「愛でる美しさ」に似てるのではと思いました。
憧れが恋心に変わる瞬間、というのは人それぞれです。
ですが、その過程において何に憧れているのかという表現がまた詩的で、序盤とのギャップにしてられてしまいました。

そして終盤の女装バレと、シナリオ的ドン底の演出も非常に良かったです。
「女装潜入」というものが本来持っている犯罪性、そして本人が感じる後ろめたさがよく出ていて、見ているこっちはただ見入るばかりでした。
依遠も(わざと?)ド外道に振舞っているところもまた心憎いです。

そんなわけで、えっちぃシーンのびっくり箱具合も含めて、一週目にルナルートをプレイして非常に満たされた気持ちになりました。



他は申し訳ないけど、ルナルートと比べると二枚落ちな感は否めません。
これは確かに「ルナゲー」言われてもおかしくない。

瑞穂ルートはルナと同じく「女装バレ」を話の主眼に置いていて、バレシーンの演出の重さも良かったです。
ただ流れが同じだっただけに、互いが惹かれる描写や、話のそのものの盛り上がり方が少々物足りなかったです。
とくに大蔵家関連・ラスボスの依遠が割にあっさりとしていたのがいただけなかったように思います。

ユーシェルートの主眼は「才能vs努力」
女装バレは割にあっさり受け入れられて、女装ゲーからは少しずつ逸れていった感じでしょうか。
ユーシェの「負け」を通じて、挫折しそうだった時や、誰かに負けた時の悔しい気持ちがふつふつと蘇ってきて、そういう意味では感情移入しました。
そこからの逆転劇は予定調和を感じさせますが、ルナルートとは違うカタルシスを感じさせてくれました。
2番めに好きなルートです。

そして湊ルートは・・・正直解釈に迷いました。
ギャグのテイスト的に、何となく雀孫さんのルートかなとは思いました。
ただ話の中身が他とあまりにも違いすぎて、話をどう消化したものか結構悩みました。
そして悩んだ末に出てきたのが、以下の二つの説です。



その1:良い人はかくあるべきだ説
他のヒロインも根は良い子たちですが、湊は全キャラ中でも郡を抜いて「良い子」なのは同意できると思います。
現実的に考えると、私たちは常日頃「良い人だけでは損をする」とか「物事は裏を読まなきゃ世の中生きていけない」と痛感させられる昨今。
でも本来的に良い人は真っ直ぐ生きれば報われるべきで、つまりがそれが主軸だったのではないかという説。

だからルートの序盤こそイジメがあったり、それを発端に会社倒産なんて事態に見舞われましたが、それ以降は全てが上手くいく。まるで「そんなもの全然跳ね返せるんだよ?」といわんばかりに。
ご都合な展開も多くありました。
けど個人的にも、良い人の周囲には良い人が集まるというのは、現実世界でも割りとある話だと思ってますし、それを最後まで物語的な極端さで展開してくれたこのお話は、読んでいて気持ちのいい予定調和でした。
良い人が報われる。そんな当たり前がしっかりまかり通る世界を、プレイヤーに羨ましがらせる話だったのではないか。そんな風に思いました。


その2:湊ちゃん救済説
最初から主人公のこと大好きでオーラも出しまくってるのに、フルコンプしたら3回は足蹴に(しかもルナルートではダシに使われるくらい)振られてしまう柳ヶ瀬さん。
そこで救済ではないけれど、せめてルートでは優しく包んであげようとスタッフさんは考えました。
なので最初は、朝日の気を引くイベントとして(この言い方も大概ですが)、イジメや親の会社が倒産というかなりヘビーな状況に陥ってしまいますが、それらの描写は最小限。そして以降は全てが上手くいきます。
友人や屋敷の皆は朝日の正体を割とすんなり受け入れてくれたし、それ以上に色々な面で助けてくれた。滋賀に行っても非情な現実に直面すること無く順風満帆で、依遠からの妨害も一切なし。
おまけにエッチシーンだって優遇しちゃいます。他ヒロインは3回のところ柳ヶ瀬さんは4回ありますし、滋賀では擬似的ながらも二人っきりのラブラブ新婚生活もできちゃいます。
・・・というような、例えばそんなメルヘンいかがでしょうか?みたいなルートだったのでは!?という説。

その2は半分冗談ですのであしからず。



そんなわけで、つり乙感想でした。
ルナルートは恐らく今後何度かプレイすることになると思う、そんなゲームでした。
本当に面白かったです。
「ああ、楽しかった」で締めようかと思いましたが、入らなかった小話を残りで少し。

仕様の話。
今回はいつものイラスト冊子ではなくサントラが初回特典に付きました。これはかなり嬉しい。
あとライセンス認証がなくなりました。エロゲ業界世知辛いっすなぁ・・・

りそなルート。
他の感想を見てみると待望論が結構あります。
個人的には女装モノにおいて、最初から女装を知っているヒロインの魅力のないことといったら・・・と思うのですが、どうなんでしょ? そういうキャラはサブキャラにこそ必要で、だからこそりそなの位置はこの上なく適正だったと思います。
でもFDが出るなら、既に女装を知っているという意味で女装ゲーではなくなりますし、それならヒロイン化もありかもしれない。
・・・ああ、つまりそういうことなんですね。



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