足駄をはいて首ったけ

PCゲームとか野球とか、そんな日常

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『素晴らしき日々 ~不連続存在~』プレイ感想

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[原画] 基4%/硯/籠目/karory/SCA-自
[シナリオ] SCA-自/彩音/藤倉絢一/千歳
[ブランド] ケロQ http://www.keroq.co.jp/
[プレイ時間] 約35時間
[発売日] 2010/03/26

エロゲー批評空間様に投稿した文章はコチラ(文面は大体一緒です)

これほどプレイ中に思考旅行をした作品はありませんでした。間違いなく人を選ぶ作品でしょうが、「考え事」が好きな私には合っていたと思います。

こういうタイプの作品はエロゲと相性が悪いと思ってましたけど、こんなエロゲもあったんだ!と、ある意味で自分の考えを改めさせられた作品でもありました。


※以下ネタバレ感想です。


▼ゲーム全体として
哲学的にはそんなに大して難解なことは言ってないように思いました。
過去の偉人の言葉をこねくり回して、それについて作者が「私はAだと思う。まだ一方でBだとも考えている」ということを各キャラ達に代弁させていた、それだけの話。

エンディングを複数用意したのは、ゲームとして面白くさせるという要素以上に、作者自身の中で主題に対する結論が出ていないから、だと思いました。
だから一見難しいと感じるテーマも、砕いてみると、誰しもが一度は考えたことのある(であろう)思考の数々で、言葉にしたことはなくとも「漠然と考えたことのある話」として多くの人に受け入れられたのではないでしょうか。

だから、例えば図書館にでも行って哲学の棚から適当に本を引き抜けば、それは遥かに難しいテーマを扱ってますし、最後の方にはよりはっきりとした結論という名の作者の主張に出会えると思います。

だから、本作が凄いのはそんな所ではなく、上に書いたような言葉にならない至高の数々を言葉にし、それをエンターテイメント作品にまで昇華させたこと。この点に尽きます。

難しいことは、考えるだけなら容易で、話をするだけなら然程困難ではない。
さりとて相手に理解を求めるのは容易ではなく、楽しませるとなれば尚困難である。

そんな感じに、難しい話を扱った物語は数あれど、それをエンターテイメントとして話を面白くさせて、しかも2周目以降を「違った解釈」で楽しめる完成度の作品は、そう多くないと思います。


▼シナリオの感想
シナリオ的には3章までが散らかし、4章以降はそれの回収でした。

全部が終わってみると3章までのしんどさも「良い思い出」になりましたけど、プレイしてる時のいじめ描写や、卓司の電波バリバリの妄想部分は、流石に読むのが辛くてたまりませんでした。まさに「こんなん聞いてないっすよ・・・」状態。
あの部分がもう少し短かったらなー、とは思います。

主軸の謎・多重人格うんぬんの話は、こういうものに読み慣れてる人なら、3章までで概ね感づいてしまうと思います。それっぽい引用も多かったですし。

ただそこから4章に入った途端、普通にラブコメが始まるとは露ほどにも思っておらず、そういう意味では「やられた感」は強くて、謎の答え合わせと併せて大いに楽しめました。

エンディングは3つ。最後の終ノ空Ⅱで全部ひっくり返された感もありますが、ここに文中でも時々見受けられたライターさんの「ひねくれ者具合」が集約されている気がします。憤怒するプレイヤーを視て音無彩名がしたり顔で笑ってそう・・・。

でも、フルコンプした後にjabberwockyⅡから「夢の中」で序章からプレイできる演出は素直にいい演出だと思いました。
好意的に解釈するなら「未完の作品を完成させた」というところなのでしょうか?。


▼絵・音楽・システム・その他
システム面は2010年のゲームならもうちょっと細かく設定させて欲しいですけど、それ以外は特に大きな不満もなく、音楽面は印象に残るボーカル曲・BGMが多かったです。

「空気力学少女と少年の詩」のピアノVer.は今までも聞いてましたけど、ゲームをプレイするとがらっと印象が変わりそうです・・・。



そんなわけで『素晴らしき日々 ~不連続存在~』の感想でした。

実はこのゲーム、友人から勧められてプレイしたのですが、いやぁ何で今までスルーしてたんでしょうねって思うくらいの面白さでした。

最近ではサッパリ考えなくなったことを脳の奥底から掘り出された感じで、作品の雰囲気とは裏腹にとてもスッキリした気分になりました。2013年も初頭から良いゲームが続けてプレイ出来て良かったです。

ではまた、次のゲームで。
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