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『木洩れ陽のノスタルジーカ』プレイ感想

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[原作原案] 嵩夜あや
[原画] のり太
[シナリオ] 嵩夜あや/田中一郎/Assault/森崎亮人/眞条崇司
[ブランド] STREGA
[プレイ時間] 約35時間
[発売日] 2013/02/22


ErogameScape様への投稿ページはこちら。大体同じことを書いてます。

STREGAのデビュー作になる『木洩れ陽のノスタルジーカ』です。
ブランドとしては第1作目ですが、主要スタッフ陣は別ブランドの『処女はお姉さまに恋してる』シリーズからのお付き合い。その作品を手にとった理由は「女装潜入モノだったから」でしたけど、それ以降は「テキストが好みだから」という理由で購入しています。

今作は、あとがきでメインライターの嵩夜あやさんが仰っていましたが、スタート地点の軸は「ラノベ的なSF」。確かに設定も歴史もSF的で説明され切れていない部分を妄想してワクワクしましたけど、でも全体としてはそれ以上に「嵩夜あやワールド」が色濃く出ていたように思います。台詞回しや言葉遣い、難しい用語達の数々・・・まずはそのあたりを許容出来たかどうかで感想は大きく変わってくると思います。

※以下ネタバレ感想です


▼しねまは主役だった
話を読み進めていくと、機械(メトセラ)と人間の境は曖昧なものとして描かれています。作中の砂山の例えでもあったように、両者とも凡その見分けは付けども、明確に「ここが境界線です」というものは存在しません。
同じように愛情と友情も両者は延長線上にあって、その両端同士を比べるなら違いは明確ですが、ただその差は中央に近づくに連れどんどんとあやふやになっていって、どこが明確な境界か、なんていうことは言うことは出来ない。

今作の攻略対象キャラたちは、全員が昔から主人公に近いポジチョンに居たので、よりその「境界」がどうなっているのか、そしてその中で自分の立ち位置は今どこにいるのか・・・ということに悩んでいます。

――と、話の要素を抽出してみれば、そんな凡百なところに落ち着きそうではあるのですが、そこでこの物語を面白くしているのが「しねま」という存在です。彼女は本来ならいるはずのない境界線上に立っている存在で、機械と人間の両方に足をかけいます。といっても終盤まで「明らかに機械のはずなんだけど、時折とても人間らしくみえる」という程度ではあるのですが。

でも、時代背景的には技術が進歩し、おおよそのことに「解答が明確に示されている」時代。そこにしねまという「あやふやさ」が現れること。その影響力はとても大きくて、みんなが機械的であるはずの彼女の言葉と行動に「未知の可能性」を感じ、一喜一憂させられます。

そういう意味では、ゲームの主人公は翔太でしたけど、物語を動かす主役はしねまであり、ラストまで読み進めると、彼女が「パッケージのセンターだけど攻略不可」なポジションな事に納得ができる内容でした。



そんな上記の話は、当初から頭にあった「何故しねまが攻略不可能キャラなのか?」という疑問を念頭に読み進めたからの話なのですが、そんな感じでしねまを主役として見た場合のフロゥルート→ラストエピソードの流れは見事でしたね。メトセラと人間と機械、それぞれの関係をどう描きたかったのか、そしてそれを読み手にどうフィードバックさせたかったのか、という事がキレイな流れで伝わって来ました。
ラストエピソードはパートナーを選ぶことができましたけど、私はフロゥ即決でした。

後は長くなりそうなので、気になったことを箇条書き風に。

・一ノ瀬、後輩ちゃんとは何だったのか
→噛ませキャラもいいところでした。一ノ瀬は「メトセラと人間の確執」みたいな感じで確実にフロゥルートに絡んでくると睨んでいたのですが・・・でもよくよく考えてみれば、絡んでくれなくて良かったです。

・全体はラノベ的だけど、洋画的な展開だなと思うこともしばしば。
→冒頭の入り方とか、フロゥルートの後半とか、既存の映画をもってくる所とか。

・男性陣の声が渋くて耳が幸せでした。
→ベテランの方が大人の役をやるってのは良いものですね。

・中盤のクイズコーナーやなかまる的なオマケといった「遊び心」
→以前と比べて少なくなったとはいえ、残っていてくれたのは素直に嬉しかったです。

・プレイ途中、シーン回想の空欄から一姫の分が6つ空いている事を確認して歓喜
→今回のエロ担当は一姫さんだヒャッホーイ!ってなってたらまさかのメガネ差分だったことに落胆。いつの間にメガネはそんなに不人気要素になってたんですかね・・・勉強する時にかけるメガネとか最高じゃないっすか・・・(´・ω・`)

・システム周りに雑さが目立つ
→音量のバラつきとか調整とか。最低でも主人公ボイスはオンオフ選べたほうが良いのではないかと思う。私はむしろ全台詞に欲しかったくらいですけど。




ということで『木洩れ陽のノスタルジーカ』感想でした。
嵩夜さんの文章が好きなので、基本的にそれ以外の感想が主になりました。バリバリの文系畑の人がSFを書くとこういう作品が出来上がるのか、とある意味で珍しいものを見た感じもします。

『おとボク2』からは約3年、色々あってもうこのコンビのエロゲは見られないのかなーと思ってたとことでの新作であったり、また、当時を思い起こさせるような演出やオマケがあったりで、そういう意味でも郷愁を感じた作品になりました。

でも一番残ったのは、未来を夢見ることの楽しさ。考えてみれば大人になって未来に対してネガティブな想定ばっかりしていた自分に「もうちょっと明るく考えてもいいんじゃね?」と言われた気がして、少し元気をいただきました。
思考がネガティブなループに陥りそうなとき、またプレイしようと思います。


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